Concept

「食能」を育てる。

「食育」という言葉が一般的に使われるようになり、また、現在では食育として様々な活動が行われていますが、そもそも「食育」とはなんでしょうか。

少し堅い話ですが、まずは食育に関する法律から見てみましょう。食育については「食育基本法」という法律の中では、次のように書かれています。

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(食育基本法からの一部抜粋)

食育を、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付けるとともに、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てる食育を推進することが求められている。

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ここで大切なのは、『様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間』の部分です。

つまり、健康的な食生活を自立して営めるようになることが、「食育」の目的のようです。

私もこの理念には大いに共感するところです。

なぜならば、私は食育の成果が試されるのは、「子どもが一人暮らしを始めた時」と「子どもが親になった時」だと考えているからです。

そこで私は、食育は「心身ともに健康的で豊かな生活を自立して営むための食生活が出来る能力」を育むものと捉え、具体的に次の3つの力を養うことだと考えています。

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<食育>

「心身ともに健康的で豊かな生活を自立して営むための食生活が出来る能力」を育むこと。


<食能>
「選ぶ力」

食に関する正しい知識を身につけ、食材や食事、また食べ方を選ぶことが出来る能力。

例えば、食材が溢れるスーパーや飲食店において、自分の体のことを考えて食べるものを選び、適切な時間に食事が出来ることです。

「つくる力」

日常的に食事を作り、さらには食材を栽培したり、採ったりする能力。また、他の人と協同で料理ができることも含みます。

「食べる力」

好き嫌いなく、どんな時もしっかりと食事ができ、また、誰とでも楽しみながら食事が出来る能力。

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では、この能力を子どもたちに身につけさせるために、どうすれば良いのでしょうか。

それは、私たち親自身が、その能力を身につけ、実践しながら伝えるしかありません。

子どもは親の食生活から多大な影響を受けるということ、食習慣をリレーしているのです。

それを感じているからこそ、多くのママが日々の食事について考え、悩み、作っているのではないでしょうか。

(もちろん私もその一人です。)

そんな時に、助けとなるのが本やネットの情報であったり、ママ同士の情報交換かと思います。しかし、それらの情報が正しいものではないことも見受けられます。

こうした情報が溢れるからこそ、また、子どもの食に関する研究が日々進歩しているがために、確かな情報を得ることが難しくなってきている状況です。

そこで、私は管理栄養士として、母親として、確かな情報を皆さんにお届けし、希望にあふれる子どもたちの成長に少しでも役に立てれば考えています。